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「TSとTGを支える人々の会催し(1999年11月6日)
「性の多層性と多様性」 −−トランスジェンダーの視点から見るジェンダーとセクシュアリティ(東京ウィメンズプラザまつり ワークショップ公募企画)


東京ウィメンズプラザまつり ワークショップ公募企画 第71回「TSとTGを支える人々の会」催し・公開ワークショップ           「性の多層性と多様性」      −−トランスジェンダーの視点から見るジェンダーとセクシュアリティ 話し手:加藤秀一さん(明治学院大学社会学部助教授)、蔦森樹さん(MtFTG、作家) 、虎井まさ衛さん(FtMTS、作家)、野宮亜紀さん(MtFTG/TS、TNJ運営メンバー)  作家で当事者の蔦森樹さん、虎井まさ衛さんの体験談や、肖像写真のユニークなスラ イドを観て「性別」を感じてみたり、参加者みずからの性の多層性&多様性を内観する 「性別を考えるワークシート」をしてみたり…。あなたの中の性別の常識を揺さぶって みませんか?  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   例えば、こんな質問に、あなただったら、どう答えますか……。           ◆「あなたの性別を答えてください」                       @男性です。                                  A女性です。                                  Bどちらとも言えません。または、どちらとも言えます。              C性別って、いったいどの性別のことですか。いろいろあると思います、                           「性別を考えるワークシート」より   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〈第一部〉17:40―18:55   「性現象論−−世界を満たす性という謎」        加藤秀一さん(明治学院大学社会学部助教授)                    スライド上映&性別を考えるワークシート        野宮亜紀さん(MtFTS/TG、「TSとTGを支える人々の会」運営メンバー) 〈第二部〉19:00−20:50    「女から男になったワタシ」        虎井まさ衛さん(FtMTS、作家、「FtM日本」主宰)   「性の中心主義を超えて」        蔦森樹さん(MtFTG、作家)    フリーディスカッション  *話し手やテーマ、発表順などは、都合により変更される場合があります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  トランスジェンダーとは…広義には、自分の身体の性別やそれに属する社会的、文化  的性別に対して何らかの違和感や不快感を感じている人。(狭義には、反対の性での  生活を望みながらも、性転換手術までは望まない人を指すことが多い)。          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  当事者・家族・パートナーの方々へ                       今回の催しは、マスコミの取材を含む一般公開の催しです。参加者のプライバシーにつ いては会としてできる限りの配慮は致しますが、皆様におきましても各自一層のご注意 をされた上でご来場ください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○取材を希望するマスコミ関係者の方は必ず事前の申し込みをお願いいたします(事  前のご連絡がない場合、取材をお断わりする可能性があります)。また、客席やロビ  ー、会場周辺などでの参加者に対する取材、撮影などはご遠慮ください。      ○一般の方の予約は必要ありません。                     ○取材申し込みをされた方以外は、会場へのカメラ、ビデオカメラ、テープレコーダ  ーの持込みは禁止とさせていただきます。                   ○他人に迷惑をかけるような言動をする方には、退場をお願いする場合があります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  「TSとTGを支える人々の会」(Trans-Net Japan)とは  埼玉医科大学倫理委員会の答申発表をきっかけに、日本国内に性同一性障害のための 自助支援グループがないのはおかしいという思いから発足しました。1996年8月から、学 習会や体験 交流会、家族会などを行なってきました。普段の活動は、プライバシーへの 配慮から参加者やその家族、パートナー、支援者(医療関係者、カウンセラーなど)に 対象を限定し、その参加者は99年8月までに約700人(公開時を除く)にのぼっています。 〈話し手紹介〉(プログラム順) ★野宮亜紀(のみや・あき)さん……MtFTS/TG(male to female transsexual/ transgender)。早稲田大学心理学科卒。コンサルティング業。「TSとTGを支える人 々の会」運営メンバー。 ★加藤秀一(かとう・しゅういち)さん……1963年東京に生まれる。92年東京大 学大学院社会学研究科Aコース満期退学。現在、明治学院大学社会学部助教授。  著書に『性現象論』(勁草書房)、『データ解読 現代のセクシュアリティ』(日本 性教育協会)、『〈愛〉と〈生殖〉の近代史』(仮題、筑摩書房近刊)、編著書に『フ ェミニズム・コレクションT〜V』(勁草書房)がある。  主な論文は「女性の自己決定権の擁護(江原由美子編『生殖技術とジェンダー』勁草 書房)、「『風の谷のナウシカ』試論」(『季刊窓』22号)、「愛せよ、産めよ、よ り高き種族のために」(大庭健ほか編『シリーズ【性を問う】3 共同態』専修大学出 版局)ほか。 ★蔦森樹(つたもり・たつる)さん……MtFTG。1960年代生まれ。1986年頃より フェミニズムの流れを受けて、ジェンダー論と男性論に取り組む。90年に新男性論 『男だってきれいになりたい』(マガジンハウス)を発表、話題になる。93年の『男 でもなく、女でもなく』(勁草書房)では、男性から女性へのトランスジェンダー(性 の越境)を生きるひとりとして、性で二分化された秩序や規範を越えようとする自己の 模索や揺らぎを描きだし、多くの読者に鮮烈な印象を残した。  現在はジェンダーフリー時代の課題である、性の階級を越えた人間関係の平安を訴え て、精力的な執筆活動のかたわら全国各地を巡り、地方自治体の男女啓発事業をはじめ 小学校から大学まで、さまざまな場所で講演を続けている。この他の著作に、家族との 葛藤を描いた『そして、ぼくはおとこになった』(マガジンハウス)、恋愛も友情も異 性愛も同性愛もすべて人が人を愛することに変わりないとした『21世紀恋愛読本』 (学陽書房)、所収に『岩波講座現代社会学U巻 ジェンダーの社会学』『日本のフェ ミニズム 別冊 男性学』(共に岩波書店)、『日本の名随筆・別冊84 女心』(作 品社)、『自由への入門』(WAVE出版)などがある。編著書に『はじめて語るメン ズリブ批評』(東京書籍)、共訳書にジョン・ストルテンバーグの『男であることを拒 否する』(仮題、勁草書房)がある。  全国をまわって年に約70ヵ所で講演をしている。ここ数年の間に話し手として呼ば れたのは、厚生省、文部省の「男女参画のモデルプランづくり」、早稲田マスコミ塾、 日本青年館の花婿学校、各地の地方自治体の生涯学習課、女性政策課、自由の森学園高 校の人権の授業、学習院大学一般教養課目の特別講座「ジェンダー」など。近ごろは、 講演会場で「私もTGです」と声をかけてくる人が増えた。それに以前は、私は主催者 や参加者から「TGの男性」「女装者」とレッテルを貼られて好奇の目で見られていた が、それが減ってきたことを実感している。 ★虎井まさ衛(とらい・まさえ)さん……FtMTS(female to male transsexual)。19 63年、東京生まれ。法政大学文学部を卒業後、性別再判定手術を受ける。現在、文筆 業に従事。著書に『女から男になったワタシ』『キアヌ・リーヴス!』、共著に『ある 性転換者の記録』(ともに青弓社)などがある。ミニコミ誌『FTM日本』、ニュース レター『ASIAN TS CLUB』主宰。「TSとTGを支える人々の会」運営委 員。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  日時:1999年11月6日(土) 開演17:40〜20:50          主催:TSとTGを支える人々の会 協力:FTM日本            会場:東京ウィメンズプラザ・第一会議室                        東京都渋谷区神宮前5−53−67 地下鉄表参道駅 B2出口 徒歩7分   参加費:1000円(資料代込み/カンパ歓迎!)                 【問合わせ・連絡先】                                            〒156−0044 東京都世田谷区赤堤二郵便局留             「TSとTGを支える人々の会」   ※住所には、必ず「赤堤ニ郵便局」と漢数字の「二」を入れて下さい。       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 資料集ご案内   「性同一性障害者も生きやすい社会を!」改訂三版 ※重版中です。   定価500円 送料160円 計660円                     「トランスジェンダーの自助支援グループ全国交流誌」   定価500円 送料200円 計700円 申込み方法:希望の資料名を明記の上、費用分の切手(80円、10円切手の組合せ) を同封し、右記の当会連絡先へお申し込み下さい。送付先の郵便番号、ご住所、お名前 、できれば電話番号(またはメールアドレス)をお忘れなく。


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