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    第84回「TSとTGを支える人々の会」催し・交流会/公開

 公開シンポジウム 「戸籍と性別 〜性同一性障害者にとっての社会的な壁〜」
  


日本の性同一性障害者は、さまざまなかたちで社会制度の埒外に置かれています。
例えば、自分にとって望ましい性別で生活することができても…

○正社員として就職活動ができない。
○社会保険に加入しにくい。
○出入国に不安があるため、海外渡航がしにくい。
○住居を貸りたり、買ったりなどの契約がしにくい。
○病気になっても、病院に行くのがためらわれる。
○選挙権があっても、投票所に行けない。
○事実上の夫婦であっても、結婚ができない。

こうした不利益を生む最大の原因は「戸籍上の性別」(続柄)。「男」と「女」の一文字が見えない壁となって当事者の生活を脅かしています。
1997年、埼玉医科大学で正式な「性別再指定手術」(いわゆる性転換手術)が行なわれ、医療面での取り組みが徐々に進む一方で、当事者の人権を守る法整備は進んでいません。何らかの形で性別の訂正を認める国々が多い中、日本においても、早急な取り組みが求められています。
今回の公開シンポジウムでは、医療と法律の各分野から専門家を招き、戸籍と性別の問題について考えます。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

【日時】2000年12月9日(土)開場12:30 開演13:00〜17:00
【主催】TSとTGを支える人々の会 【協力】FTM日本,T's kitchen
【会場】東京ウィメンズプラザホール(定員220名)
    東京都渋谷区神宮前5−53−67 地下鉄表参道駅 B2出口 徒歩7分
【参加費】1500円(カンパ歓迎!)
【問い合わせ・連絡先】
 〒156-0044 東京都世田谷区赤堤二郵便局留「TSとTGを支える人々の会」
 電子メール tnjapan@yahoo.com
 ホームページ http://www.geocities.com/tnjapan/

《講演者・パネリスト紹介》(五十音順)
◆大島俊之(おおしま・としゆき)さん 神戸学院大学法学部教授
◆角田由紀子(つのだ・ゆきこ)さん  弁護士
◆南野知惠子(のおの・ちえこ)さん  参議院議員
◆山内俊雄(やまうち・としお)さん  埼玉医科大学医学部教授
◆TS(transsexual), TG(transgender), 性同一性障害の当事者の方々

《司会》
◆野宮亜紀(のみや・あき) 「TSとTGを支える人々の会」運営メンバー

「TSとTGを支える人々の会」(Trans-Net Japan)とは…
1996年の8月から学習会や体験交流会、家族会などを行なっている、性同一性障害者のための支援・自助グループです。普段の活動はプライバシーへの配慮から参加者を当事者やその家族、パートナー、支援者(医療関係者、カウンセラーなど)に限定して行ない、催しへの参加者は2000年9月までに650名(一般公開時を除く)にのぼっています。

○取材を希望するマスコミ関係者の方は、必ず事前の申し込みをお願い致します。
 (事前のご連絡のない場合、取材をお断りする可能性があります)
 また、客席やロビー、会場周辺などでの参加者に対する取材、撮影等はご遠慮下さい。
○一般の方は予約の必要はありません。
○他人に迷惑をかけるような言動をする方には、退場をお願いする場合があります。

当事者・家族・パートナーの方々へ...
今回の催しは、マスコミ取材を含む一般公開の催しです。参加者のプライバシーについては会としてもできる限りに配慮を致しますが、皆様におきましても各自一層のご注意の上、ご来場下さい。



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