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第87回「TSとTGを支える人々の会」催し・交流会/参加資格限定
 

 「ガイドラインの運用をめぐって 精神科医と語ろう」
 
 


1997年5月、日本精神神経学会によって「性同一性障害の治療に関するガイドライン」が策定され、精神療法、ホルモン療法、手術療法と、専門家の監督下で段階的に進めていく治療プロトコルが広く奨励されています。
しかし、ガイドライン策定当時より、ガイドラインが推奨する治療のあり様と当事者の抱える現状とのギャップが指摘されてきました。そのことも踏まえ、日本精神神経学会の答申の最後は、「ここに示されたガイドラインは我が国の現在の状況での現実的にしてかつ、望みうる目標を示したものであるが、今後、性にまつわる障害に関する知識や経験が豊富になり、社会の性に関する認識が変化するとともに、ガイドラインもまたさらに形を整え、より良いものになることが望まれる。」という一文で締めくくられています。
 ガイドライン運用から約4年。皆さん自身の経験はどうですか?仲間や周囲の声はどうですか?これまでに何百という事例を経験されてきた精神科医の先生方は、どう考えておられるのでしょうか?
 今回は、臨床の経験豊富な阿部輝夫さんと塚田功さんをお迎えし、「臨床の実際とガイドライン」についてお話いただいた後、ざっくばらんな雰囲気の中で、ガイドラインについてアレコレと意見交換してみたいと思います。
 「TSとTGを支える人々の会」では、2001年3月31日開催のGID研究会に向けて、ガイドラインについてのアンケート調査も実施しておりますので、そちらのご協力も併せてお願いいたします。

●精神科医のご紹介●

★阿部輝夫(あべ・てるお)さん
 1944年宮城県生まれ。順天堂大学医学部卒業。医学博士。84年より順天堂大学医学部助教授。94年「あべメンタルクリニック」を開設。埼玉医科大学ジェンダー・クリニック委員会委員。著書は、『セックスレス・カウンセリング』(小学館)、『インポテンス』(同朋社)、『今日の心身症治療』(金剛出版)、『躁うつ病の精神病理』(弘文堂)など、多数。

★塚田攻(つかだ・おさむ)さん
 1978年慶応義塾大学医学部卒。浦和保養院常勤医として在職中、故・高橋進院長に精神療法ならびに性に関する疾患の診断治療についての指導を受ける。90年、戸籍の性別変更許可申請のための精神鑑定を行う。日本精神神経学会「性同一性障害に関する特別委員会」委員。亀田総合病院精神神経科部長。埼玉医科大学ジェンダー・クリニック委員会委員。

【日 時】 2001年2月11日(日) 13時30分〜16時30分
【会 場】 お問合わせください(参加資格の確認をさせていただきます)。
【参加資格】 TS/TG/TV当事者の方。またはその家族、パートナー、支援者の方々。
【参加費】1,000円(カンパ歓迎!)
【主催】「TSとTGを支える人々の会」
【問合わせ・連絡先】
      〒156-0054 東京都世田谷区赤堤二郵便局留「TSとTGを支える人々の会」
      http://www.geocities.com/tnjapan    e-mail : tnjapan@yahoo.com

◆ 当日のお手伝いをして下さる方を募集しています。
◆ マスコミ関係者の参加、及び取材はお断わりします。写真&ビデオ撮影・録音厳禁。
◆ 催しの後、近くの店で、親睦をかねたささやかな二次会をします。参加ご希望の方は、閉会後お残りください。会場にご案内します。



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