TSとTGを支える人々の会 活動と運営

(2004年 11月現在)


○活動内容

「TSとTGを支える人々の会」(TNJ)は性同一性障害、トランスセクシュアル、トランスジェンダーの自助・支援グループです。主な活動 内容として、
(1) 性別違和を抱える人々の現状や、それにまつわる医療、法律、仕事、教育など社会的問題を広く啓発するため、一般公開のシンポジウムや講演会、資料づくり、 マスコミ対応などを行っています。
(2) 当事者やその家族、パートナー、支援者(医療、法律関係者など)に参加者を限定した“安全な場”を設けることにつとめ、勉強会や体験交流会などを行ってい ます。
(3) 各地の自助支援グループや性同一性障害に詳しい弁護士の紹介、戸籍の名の変更方法などの情報提供や、相談などにも応じています。

○名称について
「支える人々の会」という名称から当事者でない人々が当事者を支援する集まりと思われがちですが、運営メンバーは殆どが当事者です。お知らせの印刷・封 入、受付や会場設営などの作業も、殆どが当事者によって行なわれています。会の名称には、「当事者同士がお互いを支える」「当事者と支援者がお互いを支え る」という意味もこめられています。

○運営基盤
 TNJは有志による任意団体でボランティアによって運営されています。国内には複数の自助・支援グループがあり、TNJはこれらの中の1つです。
 TNJの収入は、カンパと、そのときどきの催しへの参加費、資料集などの販売収入で賄われています。支出の多くは、催しのチラシを郵送する際の郵送費、 チラシ代、会場費、講師謝金などが占めています(カンパを随時受け付けています)。なお通信費のカンパとして切手を頂いていますが、個人ごとの郵送費(何 か月分といった形)としての扱いはしておりませんのでご了解ください。今のところ、会員制ではないため会費は頂いておりません。また、これまでの会計報告 は、できるだけ早くご報告すべく、作業を進めています。

○運営主体
 TNJは現在、主宰者1名を含む8名のメンバーによって運営されています。全員がそれぞれ職業を持ち、今のところ、専従者はおりません。運営メンバー は、土日や夜間を中心に、催しの準備や、資料集の発行などの活動を無給で行なっています。運営メンバー以外に継続的なスタッフ制度は設けていませんが、チ ラシや資料の印刷、封入、催しの会場設営・受付、そのほか特定のプロジェクトなどについては、随時、有志の方々に、ボランティアでご協力いただいていま す。

○参加方法
 TNJでは、現在、会員制をとっていません。会の構成員として位置づけられるような継続的な会員資格はなく、会員限定のサービスや、会員の代表による運 営は行なっていません。ただし、それぞれの催しには参加資格を設けており、資格を有している人であれば、その催しに参加することができます。希望される方 については、名簿に記録してご案内を差し上げていますが、これは会員登録ではありません。これまでの催しへの参加者は、一般公開時を含め、1200人にの ぼっています(案内を発送するために登録している数)。

○現在の運営メンバー(50音順)

 池上文 
 北小路康美
 虎井まさ衛
 野宮亜紀(事務局)
 東 優子
 森野ほのほ(主宰, 事務局)
 森本エム(事務局)
 山口いさえ(事務局)


注)これらの内容は、適宜見直しを行ないます。


[ホーム]

1